「雑談が苦手」と感じる人の多くは、無意識に自分へプレッシャーをかけています。
- 面白い話をしなきゃ
- 沈黙はダメだ
- 盛り上げないといけない
こう思うほど、会話はしんどくなってしまいますよね。
実はこれ、昔の僕もまったく同じでした。
話を振られるたびに「何か面白い返しをしなきゃ」と焦って、結果的にうまく話せない。
そして「やっぱり自分は会話が苦手だ」と思い込み、どんどん苦手意識が強くなっていく…。
でも、話し方や会話について学んでいく中で、あるとき気づいたんです。
「雑談って、面白い話がなくても成立する」
むしろ、面白さを求めるほど苦しくなる。
このプレッシャーが消えるだけで、心が軽くなり、人と話すことがラクになっていきます。
今回はその理由と、雑談を“関係性づくり”に変えるためのスキルを3つ紹介します。
なぜ雑談に「面白い話」が必要ないのか?
僕が「面白い話っていらないな」と実感したのは、街中でよく見る“賑やかなグループ”がきっかけでした。
忘年会シーズンなどは特に、やたら盛り上がっているグループっていますよね。
正直、うるさいな…と思うこともあるんですが(笑)
その人たちの会話をよく聞いてみると、意外なことに気づきます。
話している内容自体は、別に面白くない。
でも、本人たちはめちゃくちゃ楽しそうなんです。
じゃあ、なぜ面白くない話でも盛り上がれるのか?
答えはシンプルで、
「関係性」と「共通の話題(共通認識)」があるからです。
関係性ができていれば、どんな話でも笑い合える。
「このメンバーなら、この話で盛り上がれるよね」という土台があるから、内容の面白さは必須じゃないんです。
つまり、雑談で本当に大事なのは、
面白い話をすることではなく、関係性をつくること。
雑談は“盛り上げる場”じゃなくて、関係性を育てるための道具なんです。
関係性をつくる雑談スキル3つ
ここからは、「面白い話をしなきゃ」というプレッシャーを手放して、関係性をつくるための雑談スキルを3つ紹介します。
1. まずは相手の話をしっかり聞く
関係性づくりのスタートは、まずこれです。
相手の話にしっかり耳を傾けること。
口を挟まずに、肯定的に聞く。
そのうえで、
- この人は何が好きなんだろう?
- 何が苦手なんだろう?
- どんなことに興味があるんだろう?
と、相手に関心を向けながら聞くのがポイントです。
そして、もうひとつ大事なのが
「ちゃんと聞いてますよ」を相手に伝えること。
聞いているつもりでも、相手に伝わらなければ「聞いてもらってる感」が生まれません。
伝えるために効果的なのは、シンプルにこの3つです。
- うなづき
- あいづち
- 目を見る(視線を合わせる)
「うん、そうなんだ」
「へぇ、それで?」
こんなリアクションを挟むだけで、相手は安心して心を開きやすくなります。
2. 会話は「短くていい」
人と仲良くなるために「いっぱい喋らなきゃ」と思う人は多いですが、実は逆です。
関係性は“長さ”より“回数”で育ちます。
一言二言の短い会話を、何度も積み重ねる。
これだけで関係性は作られていきます。
長く話そうとすると、
「次、何を話そう…?」
と自分の頭の中で戦いが始まり、相手に意識を向けられなくなります。
それがプレッシャーになって、会話そのものが苦しくなる。
だからこそ、苦手な人ほど
「短くていい」
を合言葉にしたほうが気がラクです。
長く話せるならもちろん良いですが、最初からそこを目指さなくて大丈夫。
まずは短い会話を繰り返していきましょう。
3. 会話の内容を「ひとつだけ」覚えておく
短い会話を積み重ねる中で、相手の情報が少しずつ見えてきます。
- 好きな食べ物
- 苦手なこと
- 最近行った場所
- 趣味
- 飼っているペット など
全部覚える必要はありません。むしろ「覚えなきゃ」と思うと、またプレッシャーになります。
おすすめは、ひとつだけ覚えること。
たとえば、
- 「この間旅行行ったって言ってたな」
- 「犬飼ってるって言ってたな」
このくらいでOKです。
そして次に会ったときに、
「この間言ってた旅行、どうでした?」
「ワンちゃん元気ですか?」
と聞いてみる。
これをされると相手は、
「覚えてくれてたんだ」
「ちゃんと聞いてくれてたんだ」
と感じて、嬉しくなります。
なぜ嬉しいのかというと、心理学でいう自己重要感が満たされるからです。
「自分との会話を大事にしてくれた」と感じることで、関係性は一気に深まりやすくなります。
まとめ|雑談は“面白さ”より“関係づくり”でうまくいく
今回は「雑談って面白い話をしなくていい」というテーマでお話ししました。
面白い話ができるかどうかで雑談が決まるわけではありません。
雑談は、関係性をつくるためのコミュニケーションです。
そのために意識したいのは、この3つ。
- 相手の話をしっかり聞き、「聞いてますよ」を伝える
- 会話は短くていい。回数を積み重ねる
- 会話の内容をひとつだけ覚えて、次につなげる
もし今、
「面白い話をしなきゃ…」
とプレッシャーを感じているなら、今日から目的を変えてみてください。
“盛り上げるための雑談”ではなく、“関係性をつくる雑談”。
この意識を持つだけで、雑談は驚くほどラクになります。
ぜひ、できそうなものからひとつだけ試してみてください。

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