「なんか会話が続かないな…」
「沈黙が気まずい…」
こんな経験、きっと誰にでもあると思います。
頑張って話題を振ってみても、相手が乗ってこなかったり、何を話せばいいのかわからなくなったり…。
でもそれって、あなたのコミュ力が低いからでも、面白くないからでもないんですよね。
ただ単に、
「話題の選び方」がちょっともったいないだけ
ということがすごく多いんです。
そこで今回は、心理学の観点も交えながら、
会話が盛り上がりやすく、沈黙も生まれにくい 「鉄板の話題」を5つご紹介していきます。
「会話が苦手だな…」と感じている人ほど、
ぜひ気楽な気持ちで読んでみてくださいね。
鉄板の話題①:最近「買ってよかったもの」
まず1つ目は、最近買ってよかったものの話です。
心理学的には、これは「選択の満足」と呼ばれるものに関係しています。
人は、自分で選んだものについて話すとき、自然とテンションが上がりやすいと言われています。
- 「最近買ってよかったもの、ありますか?」
- 「逆に、買って失敗したな~ってものあります?」
こう聞いてみるだけでも、かなり会話が広がりやすくなります。
なぜ「買い物の話」が盛り上がるのか?
買い物には、その人の
- 価値観
- ライフスタイル
- お金の使い方
- 興味のあるジャンル
がけっこう色濃く出ます。
たとえば、
「最近、空気清浄機買ったんですよ」と言われたら、
- 「家時間を快適にしたい人なのかな」
- 「健康に気を使ってるのかな」
- 「家族のこと考えてるのかも」
そんな背景も見えてきますよね。
そこから、
- 「お家時間、何してるんですか?」
- 「他にも便利家電とか好きなんですか?」
- 「家族にも好評でした?」
と、いくらでも話を広げることができます。
聞き方の例
- 「最近買ってよかったものありますか?」
- 「逆に、買って失敗したなってものあります?」
- 「それ、なんで買おうと思ったんですか?」
この「なんで買おうと思ったのか?」という質問がポイントで、
そこから相手の価値観や日常の過ごし方の話にも自然とつながっていきます。
鉄板の話題②:おすすめのご飯・お店
2つ目は、食べ物の話・おすすめのお店の話です。
心理学的には、これは「快楽の共有」と言われる領域。
「おいしい」「好き」といったポジティブな感情を共有しやすいので、
ほとんどの人が前向きに話しやすいテーマです。
食の話は「人となり」が見えやすい
- 「この辺で好きなお店ありますか?」
- 「最近ハマってるご飯ありますか?」
- 「今まで食べたご飯で、一番おいしかったものってなんですか?」
こんな質問から、相手の
- よく行くエリア
- 好きな味・ジャンル
- 一緒に行く相手(家族・友達・恋人)
など、いろいろな情報が見えてきます。
地域性も出やすくて、
- 「地元の名物は○○なんですよ」
- 「実家帰ったら絶対これ食べます」
なんて話になると、そこから地元トーク、家族の話、旅行の話にも広がりやすいです。
「知らないお店」もチャンスになる
もし相手が挙げたお店や料理を知らなくても、
- 「知らなかったです!メモしておきます」
- 「それ今度行ってみます!」
- 「どの辺にあるんですか?」
と興味を示すだけで、
「自分の話をちゃんと聞いてくれてる人だな」
と、相手に伝わります。
そこから、
- 「普段は外食多いんですか?」
- 「料理ってします?」
- 「一人で行くタイプですか?誰かと行くタイプですか?」
と、さらに会話を深めることもできます。
鉄板の話題③:子どもの頃の話
3つ目は、子どもの頃の話・昔の話です。
心理学の研究でも、過去の思い出を話すとき、人はポジティブになりやすいと言われています。
特に、子どもの頃の話は、
- ちょっとした失敗談
- 当時は恥ずかしかったけど、今なら笑える話
など、「今は笑い話にできるエピソード」が多いので、
気楽に話しやすいテーマでもあります。
子どもの頃の話から「その人の根っこ」が見える
例えば、こんな質問があります。
- 「子どもの頃、どんな遊びが好きでした?」
- 「小さい頃って、どんなタイプでした?大人しい?元気系?」
- 「地元ってどんなところでした?」
- 「高校のときって部活やってました?」
こういった話から、相手の
- 性格のベース
- 当時の環境
- 大切にしてきたもの
が少しずつ見えてきます。
今は落ち着いて見える人でも、
「昔は実はやんちゃでした」なんて意外な一面が出てくることもありますし、
そのギャップもまた会話を盛り上げる材料になります。
世代が違っても意外と盛り上がる
たとえ年齢が違っても、
- 「その頃って、こういうの流行ってませんでした?」
- 「給食で好きだったメニューってなんですか?」
など、「あるある」の話をすると、
世代の違いもむしろ面白い話題になります。
鉄板の話題④:最近見た作品(映画・ドラマ・YouTube・本など)
4つ目は、最近見た作品の話です。
映画、ドラマ、アニメ、YouTube、サブスク配信、漫画や小説など、
何かしら「見ているもの」がある人が多いので、話題にしやすいジャンルです。
なぜ「作品の話」が会話を続けやすいのか?
人は、
「自分の情報が、誰かの役に立った」
と感じると、承認欲求が満たされて、もっと話したくなると言われています。
- 「最近見てよかった映画ありますか?」
- 「Netflix(サブスク)でおすすめあります?」
- 「よく見てるYouTubeチャンネルとかあります?」
こう聞いてあげるだけで、
- 「あ、それなら○○っていうのが面白くて…」
- 「最近は△△っていうチャンネルよく見てます」
と、相手は自然と話しやすくなります。
共通点探しにもぴったり
- 「あ、自分もそれ見ました!」
- 「それ、タイトルだけ聞いたことあります!」
など、共通の話題が見つかりやすいのもポイントです。
もし知らない作品でも、
- 「ちょっと気になります、もう一回タイトル教えてもらっていいですか?」
- 「今度見てきます!また感想話させてください」
と伝えるだけで、次回の会話のきっかけにもなります。
本や漫画なども含めてしまえば、かなり話題の幅は広がります。
鉄板の話題⑤:相手の「努力」を褒める・聞いてみる
最後5つ目は、相手の努力を褒める・努力のプロセスを聞く話題です。
これは、ある程度関係性ができてきたときに使える、
ちょっと深めの話題です。
心理学的には、「努力の承認」は人の心を強く満たすと言われています。
- 結果だけを褒めるのではなく
- そこに至る「過程」や「継続」を認める
ことで、相手の自尊心やプライドが満たされていきます。
努力を褒めると、人はもっと話したくなる
例えば、
- 「肌きれいになった気がするんですけど、何かケアされてるんですか?」
- 「そのスキル、めちゃくちゃすごいですね。どうやって身につけたんですか?」
- 「最近すごく仕事できる感じがしますけど、何か意識されてるんですか?」
など、「今見えているもの」の裏側にある努力に注目してあげるイメージです。
相手もきっと、
- 「実はこういうこと続けてて…」
- 「最初は全然できなかったんですけど…」
と、話したいことがたくさん出てくるはずです。
「どうやってそれを手に入れたんですか?」
とプロセスを丁寧に聞いていくことで、
会話も深くなり、お互いの信頼感も増していきます。
まとめ:話題選びで、会話はもっと楽になる
今回は、会話が盛り上がらないときに使える鉄板の話題5選をご紹介しました。
- 最近「買ってよかったもの」
- おすすめのご飯・お店(食の話)
- 子どもの頃・昔の話
- 最近見た作品(映画・ドラマ・YouTube・本など)
- 相手の「努力」を褒める・プロセスを聞く
会話が続かないとき、
「自分がつまらないからだ…」
「コミュ力がないからだ…」
と自分を責めてしまう人は多いですが、
実は、ちょっとした話題の選び方を知っているかどうかで大きく変わってきます。
この中で、
「これなら自分でも聞けそうだな」
と思う話題が1つでもあれば、
ぜひ次の会話で、軽い気持ちで試してみてください。
うまく話そうとしなくて大丈夫です。
「相手のことを知りたい」という気持ちがあれば、言葉は少しずつついてきます。
あなたの人間関係や、日々の何気ない会話が、
少しでも楽であたたかいものになっていきますように。


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